政治経済

民間企業の社会人1年目が様々なトピックで言いたいこと言っちゃうブログです。

就活の全体像が概ね分かる「リアル就活体験記」(前編)

 就活を控える学生に就活の全体像を概ね把握してもらえるような記事を書ければと思い、私のリアルな就活体験記を晒しながら就活についてお話しします。

 興味のある箇所だけでもお読み頂けたらと思います。無駄な時間を取らせたくないので、できるだけ簡潔に事実ベースで書いていきます。

 前編と後編の2部構成ですので、続きに興味があれば後編もチェックしてみて下さい。(既に、後編も投稿済みです。)

 

【就活の全体像が概ね分かる「リアル就活体験記」(前編)】

[目次]

  1. 私について
  2. 就職活動(前半期)
  3. 就職活動(中間期)
  4. 就職活動(後半期)
  5. 就活全体を通しての総括
  6. スケジュール帳から忙しさを見る

(※4〜6については後編にて。)

 

1. 私について

 まず記事を読むにあたって、読者の皆さんは書き手側の学歴や能力などによって、この就活体験記が自分に適した役立つ情報なのかを見極めると思いますので、書ける範囲で私のプロフィールを書いていきます。

 

・大学:立命館大学

・学部:経済学部

・GPA:3.6以上

・取得単位数:122単位(2018年4月時点)

・資格:簿記3級、TOEIC 635、普通自動車第1種AT (ATかよ。笑)

・夏季・冬季インターン参加企業数:0社

・就活開始時期:2018年2月

・志望業界:金融、マスコミ(記者職)

・学部主催のメントレ(就活応援セミナー)参加回数:3回程度

・その他:1浪

 

 ここまでの情報でぼんやりお気づきかと思いますが、恐らく私は立命館大の経済学部において平均的な成績の人間であると思います。(いや、浪人しているので、むしろ平均ちょい下かも。)

 

 優秀すぎて非凡な学生の就活体験記ではあまり意味がないというか、再現性が低くなってしまうと思うので、これくらいの人間の体験記の方がリアルで役立つのかなと勝手に思っています。

 

 

2. 就職活動(前半期

 上でも書きましたが、私の就活が始動したのは2018年2月です。

 就活情報解禁が3月、面接解禁が6月であり、周りの友達と比べると遅すぎるスタートという感じでした。

 それまで何をやっていたかと言えば、はっきり言って好きなことをやっていました。

 

〈就活が始動する2018年2月まで主にやっていたこと〉 

・市会議員へのインターンシップ

 2017年8月から2か月間市会議員のもとへインターンをし、その後も約月2回のペースで勉強させてもらっていました。したがって、民間企業のインターンには就活が本格的に開始されて以降(4月末)しか行ったことはありません。

・サークルの創設(CUESというサークル @cues_BKC

 2016年末からサークル創設を検討し始めて、ようやく創設できたのが2017年10月でした。それまでの期間も小規模ながらずっと活動し続けていました。それゆえ、結果的に就職活動が後回しになってしまいました。

・読書

 政治、経済の類を好み(ただし、学術本はほんの少し)、小説や自己啓発の類はほとんど読みません。なので、就活の面接対策本とか自己分析本とかは「おえっ」てなるほど大嫌いでした。(自分の中では自己啓発の類に入ってたので。笑)

 

 そうした期間を経て、2018年2月に突入するわけですが、

 私のいわゆる就活の始まりは、2月10日・17日と2週連続で行われたスカウト型のグループディスカッション対策セミナーへの参加でした。ちなみに、参加のきっかけはTwitterの広告だったと思います。

 このセミナーはDEiBAという企業が主催する企画で、午前9:30から3時間ほどグループディスカッションをし、参加企業の人事からフィードバックを受け、気に入られたらスカウトが入るというものでした。

 結果的には私の志望業界や企業の選考にはグループディスカッションがなかったので、直接的に役には立ちませんでした。ただし、一般企業の人事と話す機会や本選考にグループディスカッションがあったとしてもビビらないメンタルを作ることができたので、その点は有意義だったのかなと思っています。

 と、まあ、こんな感じで私の就活が始まっていったのです。

 

 ちなみに、目次でもあるように私の就職活動は前半期中間期後半期の3段階に分かれていたと振り返ってみて思いました。

 各期をより明確に示せば、前半期(2月中旬〜3月下旬)、中間期(3月下旬〜4月下旬)、後半期(4月下旬〜6月初め)というイメージです。それでは前半期の模様からいきます。

 

前半期(2月中旬〜3月下旬)

 セミナーや本でインプットしたものをアウトプットしてみる期間でした。また、あまり興味のない業界や企業の説明会や面接にも行って、「自分の志望業界」と「向いてそうな業界」に相違はないかなどの確認期間でした。

 私はこの期間を利用して、本番の個人面接(6回)・集団面接(2回)・グループディスカッション(2回)を経験していました。4月以降に受ける志望業界のためにと思い、基本的にはノープレッシャーで受けていました。

前半期にプレエントリーした企業数

 ・銀行   2社

 ・証券   4社

 ・生保   4社

 ・損保   3社

 ・マスコミ 3社

 ・不動産  1社

前半期に本選考へ進んだ企業数

 ・メーカー 1社

 ・不動産  2社

 ・人材派遣 2社

前半期で感じた言いたいこと〉

・面接について

 「面接は場数を増やすこと、場慣れすることが大切。」とセミナーや本でインプットしたので実行していましたが、やはり志望度が低い企業をいくつ受けても本番同然までの緊張感にはならないので、極度のあがり症の人以外は多くの面接を味わっても大して効果はないように思います。

・3月1日の情報解禁について

 就活情報解禁の3月1日0時0分からプレエントリーといって、受けたい企業に対する意思表明ができるのですが、全国の就活生がこぞって我先にとプレエントリーするので、0時0分3秒くらいにマイナビにログインしようとしても「アクセスが集中して、繋がりにくくなっています。」と表示され全く進まなくなります。

 なので、プレエントリーは翌日以降で全く問題ないです。焦る必要は一切ありませんから、2月28日の夜は思いっきり寝てください。笑

f:id:kenshiro0213:20180904132823j:plain ←(実際のスクショがこんな感じです。)

・各企業が開催する説明会やセミナーについて

 また、3月には金融業界(銀行・証券・生保・損保)の説明会やセミナーなどが多く開催されるので、もし志望度が高いのであれば早いうちに確認して、情報を見逃さないように少し意識しておくといいと思います。

・ESやWEBテストについて 

 加えて、ES(エントリーシート)やWEBテストに関してですが、私が主に受けた金融業界は3月下旬〜4月上旬までに提出・受験を完了させ、正式エントリーという感じでした。年によって若干の異なりがあるかもしれないので、3月の情報解禁からは注意して確認しておくと安心だと思います。

 

 

3. 就職活動(中間期

中間期(3月下旬〜4月下旬)

 徐々に志望業界や企業が大体固まっていき、それらの企業のESやWEBテストの提出・受検をして、正式エントリーをしていくという期間でした。また、各企業の説明会や座談会等が多く開催される時期であり、それに参加して業界企業への理解を深めるという時間でもありました。

 それに加えて、テストセンターにおけるSPI受検などもあったので、この中間期は4月下旬以降から始まる本格的な面談等へ進むための下準備期間であるという感じでした。

中間期に正式エントリーした企業数

 ・銀行   4社

 ・証券   4社

 ・生保   4社

 ・損保   3社

 ・不動産  2社

 中間期で感じた言いたいこと

・正式エントリーについて

 学部主催のメントレ(就活応援セミナー)では「30〜40社ほど正式エントリーしなさい。」と言われます。しかし、個人的感想ですが、ある程度志望する業界企業が決まっており、志望度の低い企業に労力を割くくらいなら第一志望群に注力したいと考える人であれば、正式エントリーは10〜15社くらいで問題ないと思います。これには個人差があるため明確なことは言えませんが、5月以降の本格的な面談、6月以降の面接のスケジュールが被り出したりするので、エントリー数が多すぎると本命企業に集中しにくくなってしまうと思いました。

 ちなみに、私は6月1日・2日・3日の3日間に9社ほど面接が入りました。日程変更してくれる優しい企業もありますが、この日程しかダメという企業もあるので、自分がスケジュール管理できるくらいで正式エントリー数は留めておいた方が効率的だと思います。

・ESについて

 初めて書くESは、正直大半の人は相当ひどい稚拙な文章になってしまいがちです。もちろん、私も同様で自分ではある程度完成してると思っていても、先輩に見せると多くの箇所を指摘されました。指摘されて初めて「全く論理性がない」とか「論点が徐々にずれ出している」といった様々な欠陥に気づくものです。

 指摘された点を1回修正して書き直すだけでも、飛躍的にESの質は向上していきます。これは間違いありません、断言できます。なので、一度自分で書いたESを就活経験者の先輩に添削してもらうと良いと思います。

WEBテスト、テストセンター(SPI受検)について

 これは多くの学生の不安のタネであるような気がします。点数や偏差値が開示されないので、受けたテストの出来が分からないというがその不安を生産する要素の1つになっているかと思います。

 だから、「友達複数人で受検」「賢い友達の買収」などの不正がWEBテストのあるあるになっており、また、この不正の是非については様々な議論が存在しています。

 今回、私はこの不正に対して「倫理的・規則的・法的に大問題!」というわけではなく、「効率的・コスパに大問題!」ということを言いたいです。というのも、WEBテスト(玉手箱など)やSPIテストはそこまで難しいものではありません。一定の個人差はありますが、1冊参考書を買って出題される問題の系統さえ理解していれば、基準点はしっかりと取ることができます。

 そもそも、WEBテストは基本的にはエントリーの数だけ受検しなければいけないため、その都度友達を何人も呼ぶことは面倒です。また、WEBテストが通過したところで、不正が一切できないテストセンターでのSPI受検を求める企業も多くあります。

 したがって、自力でテスト受検をできるようにしておくことが最も効率とコスパが良いのです。大学の定期試験で単位をゲットできる力さえあれば、参考書で勉強し自力でなんとかすることは余裕です。

 

 

 以上が前編での内容分になります。 

 

【就活の全体像が概ね分かる「リアル就活体験記」(後編)】は、

[目次]

  1. 就職活動(後半期)
  2. 就活全体を通しての総括
  3. スケジュール帳から忙しさを見る

として、書いていきます。興味のある箇所だけでもお読み頂けたらと思います。無駄な時間を取らせたくないので、できるだけ簡潔に基本的には事実ベースで書いていきます。

 

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