政治経済

民間企業の社会人1年目が様々なトピックで言いたいこと言っちゃうブログです。

英国よ、次はあんた達が日本の議会に学びまっか?

 
【イギリスのEU離脱】が世界各国を騒がせていますが、正直イギリスの民主主義にはあきれました。

 

 

◆【イギリスのEU離脱】をめぐるイギリスの混迷ぶり

 

2016年7月に発足したメイ首相(慎重離脱派)はEU離脱の方針で党内をまとめきれず、混乱の責任を負って辞任しました。

 

メイ政権下でまとめた円滑な離脱を目指してEUと合意した離脱案は、議会において3度否決されました。

 

そのような混乱の中、2019年7月23日にボリス・ジョンソン氏(強硬離脱派)が与党・保守党の党首決選投票で勝利し、イギリス新党首となりました。

 

これにより、イギリスの合意なきEU離脱の可能性にマーケットが反応し、英ポンド売り進み、英ポンドの続落が起こりました。

 

党首選でジョンソン首相はEUとの合意があってもなくても、10月31日に実現する」と明言していました。

 

しかし、9月2日に「反乱同盟」が合意なき離脱を阻止するための法案を発表し、その内容が

 

 

EUと合意した離脱協定案が10月19日までにイギリス議会で承認されなければ、政府に2020年1月31日までEU離脱延期を義務付ける」

 

 

 

この法案は4日に下院、6日には上院を通過。上院下院の賛成を得たため、エリザベス女王の裁可を経て、9日にも新法として成立する見通しです。この途中段階の4日に、ジョンソン首相は「10月15日の解散総選挙」を求めたが、下院で否決されました。

 

※イギリスでは日本のように首相の一存で解散総選挙はできません。下院において、下院総議員(定数650)の3分の2以上の賛成が必要となっています。今回のようにイギリス政権が機能停止状態に陥る原因はこの制度にあるということもできますね。

 

しかし、ジョンソン氏は4日に下院で賛成を得られなかった「10月15日の解散総選挙」を、9日に下院へ再提出しました。

 

もしも、下院解散が再び否決されれば、ジョンソン政権は離脱延期の新法を無視して奇策をとり、10月末にEU離脱を目指す可能性もあるようです。

 

以上のように、イギリスでは【EU離脱】をめぐり、政権・議会が混乱状態に陥っています。

 

そんな今だからこそ、改めて【EU離脱の論点】をおさらいしたい。

 

本記事では【論点】を項目別に分けて、【賛成派・反対派の意見】をまとめていきます。

 

 

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以上が主要な論点となる賛成派の意見と反対派の意見の一部です。もともとEUのとらえ方が他国とは異なるイギリスならではの対立も見て取れますね。

 

さて、このような論点に加えて、上で述べたこと

 

メイ政権下でまとめた円滑な離脱を目指してEUとの合意離脱案を議会は3度否決。

メイ政権に代わった、ジョンソン政権下での強硬離脱案に議会は否決。

「反乱同盟」が合意なき離脱を阻止するために発表した離脱延期案が可決。

 

を思い出してもらえればいかに混乱しているかが分かりますね。。私がEU離脱に賛成したイギリス国民であれば、

 


「じゃあ、どないしたら離脱できんねん。ボケ。」

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というでしょう。 

 

 

 

正直、イギリスの「民主的な政治」には呆れます。決められない「民主的な政治」。

 

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明治維新、日本から憲法を学びにイギリスへ海を渡った志士たちが泣いて笑いますよ。

 

そんなイギリスの政治家にこう言いたい。

 

 

「今度はあんたたちが日本の議会に学びに来まっか?黒船用意したりますから。」

 

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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